ミリレ 第三話
****ミク****ライブ会場にて
「よし行くよ。」
「「うん」」
私たちはステージの上に上がった
そこは、私たちにとって
とてもかけがえのない場所。
なのにまるで蛍が舞っているかのように、
ファンステッキが宙を舞ったりと
いろいろなかたちで
声援をくれているんだ
この3時間がんばらないと
「せーのっ」
掛け声を出す私。
「「「こんばんわー」」」
と思いっきり声を出す。
ファンの中にはなくものもいたらしい
でも私は、あの人を探した。
とうとう見つかったところで
休憩時間に入ってしまった。
**** ミク *****楽屋にて
「よかったぁ」
リンとレンは、差し入れのスポーツドリンクを
一本がぶ飲みしてしまった
私は思わず
「す、すごい…」
といってしまった
「え?そうかな??」
とリンが言って続けてレンが、
「ミク姉貴、飲まないなら僕が飲むよ」
とまでいわれた。
「え?いいのはいどーぞ!」
ミクはレンに手渡した。
再開まであと10分だった
合計20分の休憩時間の中で、
半分はリンレンと遊んで
半分は思い出していた。
あの人のことを。
それは-
****ミク&???****遠い記憶の中
それはわたしが小学1年生のころのこと
「ミク。これを見てごらん。」
「なに?なに?」
彼は私に煙が噴出す冷たいコップを見せてくれた
「これはドライアイスを使った…」
「え!?すごーい」
でも、私
そのときのミクは、
全く持って、彼の説明よりも、
そのコップのなぞが魅力的であった。
いまおもえば
ドライアイスに、水を混ぜただけの
彼のただの実験だった。
実験というよりも、夏の自由研究であった
彼はそのとき、ミクよりも2個上の
3年生だった。
いまだと高校3年生か。。。
そんなことを想っていたら。
きゅうに
「そろそろ、お時間でーす」
とスタッフに言われ
私の遠い記憶は一時停止になった。
****桧斗(かいと)****観客席にて
彼女はどこだろうか
あの時に、ぼくは彼女に自由研究を見せた
なぜ彼女とであったのだろうか?
大切なことなのに思い出せない。
嗚呼、とうとうステージ上に
かわいい君が現れた。
もう、ぼくは思いっきり叫んだ
「ミク!!!」
それに気がついたのか
彼女は僕に最高の笑顔を見せてくれた。
もしかしたら、誰にも送るファンへの
フェイスサービスかもしれない。
それに「僕に」といえばまるで
自分が、自信過剰のようにも聞こえるけどね。
不意に琉夏(るか)が
「ねぇ、どうしたのよ。今日楽しそうね」
ああ、君がやってきた。
今は黙ってくれ。
「ああ」
ぼくは気のない返事をした
そうしたら
「そう。さっきまで超ニヤついていたわよなんか
引いちゃったな」
うぅ心に刺さった一言。
彼女はとても背が高くて美人だが、たまに
いや
毎日のように、心に刺さるよなことを平気で言ってくる
ぼくだってまけない
「うんしかたがないことさ。だって僕の大切な人がいるんだもん」
ぼくは自分で言ったことが少し恥ずかしくて
だんだん顔が紅潮して来たのが自分でもわかった。
「それって、彼女?」
「ち、ちがうだろ」
こんなに好きでいるのに、
君の存在ははるかに遠い。
どうか君にもう一度会いたいなぁ
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