「・・・・・・レン・・・・・・?もうなんともないの・・・?」
リンが目を覚まし、レンの腰にしがみついたままたずねる。
「・・・ああ。リン、夜中すっげーうなされてたぜ・・・大丈夫だったか?」
レンはリンのすごい汗をタオルでぬぐってやる。
それにリンは少し微笑みかけ、希望を取り戻したかのように受け答える。
「うん。いろいろありがとね、レン。おかげで大丈夫だよ、ほら」
リンはレンの頬に口付けする。
「・・・だ、大丈夫だったみたいだな・・・」
レンはリンをぎゅっと抱きしめた。

ルカは目をごしごしとこする。
「ん・・・おさまったか・・・・・・昨夜はひっどい天気だったなぁ・・・」
そういいながら起き上がると、その姿はタオル一枚だった。
台風の影響で暑い夜だったのだ。
それでも汗をかいていたルカは、そそくさとバスルームに向かった。
「くふぅぅ・・・やっぱしシャワーには負けるわ・・・気持ちいいぃ~」
シャワーをくぐり、満足そうに息を吐く。
口の上をたれてきた水は、切ない恋のようなしょっぱい味がした。

カイトとメイコの一夜は結局。
メイコのSプレイで終結した。
6時間前。

「おらおら、カイトぉ!私と寝たいんだろ!?私を抱きたいんだろ!?ならこんくらいの苦痛には耐えろよぉ!実際お前の願いのほうに移ったら、痛い思いすんのは私なんだからよぉ!ああ!?」
「め、メイコ様!!ごめんなさい!僕もうあなたを抱きたいなどとふつつかなことは言いません!許してください!!」

・・・台風の影響のように悲惨だ。


・・・・・・ふぅ。
・・・・・・わかったわよ。
・・・・・・私が力不足だったのね。
・・・・・・また、強くなって見返してあげるんだから。
・・・・・・それまで、

                       じゃあね。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

くるくるまーくの、その後。

エンディングです。くるくるの。

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投稿日:2009/11/20 21:41:23

文字数:762文字

カテゴリ:小説

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