いつか此処にいる僕らが 幻になったとしたら
あとどれくらいの言葉を 誰かに伝えられるかな

詰まりそうな息を飲み込んだ 瞬間
水面が踊るように弾けた 共鳴
もう少しで夜空に花火が浮かび上がるよ
夏が終わる

蝉の声が蒼(そう)を裂いて 僕らの胸を叩いた
寂しくなる前にどうか 彼方まで追い越してよ
ずっとずっと変わらないで 世界から弾かれても
君と僕は歌を歌う あの夏の歌を歌う


まるでこの星が嘆いて 光を隠したみたいだ
あとどれくらいの涙を 堪えて夢を探すだろう

囁くような風の音が聴こえる
子供の足音だけ響いた夕暮れ
やがて微笑む君の背中が小さく霞む
夏と共に

息を吸って顔を上げて 静かに海を眺めた
寂しくなる前にいつか 綺麗な星を拾えたら
ずっとずっと覚えてるよ 確かに在った歌の欠片
世界の隅っこに眠る 僕らだけの夏の歌


誰もいない街で
一人佇んでた
色褪せてく箱を
大切に抱えて

蝉の声が蒼を裂いて 僕らの胸を叩いた
寂しくなる前にどうか 彼方まで追い越してよ
ずっとずっと変わらないで 世界から弾かれても
君と僕は歌を歌う あの夏の歌を歌う

ずっとずっと覚えてるよ 僕らだけの夏の歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏を歌う

平成最後の夏に書いた歌詞です

閲覧数:122

投稿日:2018/10/10 20:06:54

文字数:506文字

カテゴリ:歌詞

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