液晶に映った綺麗な芸術を見た
心が震えたんだ 誰が作ったんだろう
こんな綺麗なものを生み出す そんな人だ
きっと素晴らしい人に決まっているだろうな

海は大体開拓されて 何処へでも行ける
君のいる街だって行ける 君に逢える
空想する君との会話 航海途中
後悔に変わるなんて予想付かなかった

綺麗な薔薇には棘がある ああ触れた場所から流血が
君の本性は汚くて 存在価値を疑う程
こんなやつの作ったものが誰かの幸福を作るなら
僕はもう何にも信じられない

液晶の電源を切った 黒い画面
反射して映った像は酷く歪んで
本当に汚れていたのはどっちだろうか
非情な現実に蓋するように画面を点けた

君に逢わなければよかった 知らなければ幻想を愛せた
僕の愚かさや醜さに気付くこともなかったのに
もうあの頃には戻れない 何を見るにも疑ってしまう
空想は幻想 割り切れたら

こんな自分が嫌いだから嫌なやつの芸術を見ていた
愛と憎しみの鬩ぎ合い 段々と荒んだ心
これは自分との戦いだ そう勇んで挑んで幾星霜
気付いたらナイフを片手に

"僕の名は断罪者 嫌なやつを探し
片っ端から裁きの言葉 『Ctrl+Enter』
僕こそが正義だ 僕こそ"

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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空想は幻想、非情な現実

閲覧数:209

投稿日:2018/07/07 19:15:30

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

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