少し先の蝉の鳴き声に 焼けた鉄の錆色が匂う
配管の見えた街の背には 日も届かない夏の涼しさが濁る
蔦が這う淡い緑が 続くように終わらない日々
暑さで揺らぐ視界 前に君がいた
夏の雨音が耳に残るぐらいに
声が聞こえなくなってもいいように
このまま塞いでおこう
ねぇ、僕は夏に取り残されている
向日葵の沈む暮れた夕に 橙が滲み影が伸びる
消えそうな音が後を引いて 寂しさだけが佇んでいるようで
空の色が変わる頃 聞こえないはずの音を探す
悲しくても朝を 拒めないでいた
夏の暑さに消えてしまわないように
声が聞こえなくなってもいいように
今を目に映しておこう
夏の雨音が耳に残るぐらいに
声が聞こえなくなってもいいように
このまま塞いでおこう
ねぇ、僕は夏が好きだったんだ
君がくれた夏が
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想