四月の亡霊

投稿日:2019/03/13 23:03:09 | 文字数:589文字 | 閲覧数:26 | カテゴリ:歌詞 | 全2バージョン

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すんさんの素敵な一曲(https://piapro.jp/t/kc6k)に詞をあてさせて頂きました。

確かに大きな挫折を味わったはずなのに、ゆっくりと回復して、いつの間にか元の道に戻れていたことがあります。
あのときもしかしたら、不思議な誰か・何かが手を貸してくれていたのかもしれないと思って書きました。
春先の雪のように、いつの間にかいなくなってしまうものだとしても、ああいう儚くて優しい力がこの世にあることを願います。

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TEXT
 

【イントロS】
僕らは四月に降った雪のよう
積もることもできないで
ちらりちらり舞い散るだけ
跡形もなく溶けて消えて
風が吹けば飛ばされるまま離れてく

【1A】
派手派手しい開幕も
仰々しい喝采も
知らないまま隠れて息してた
君は舞台の中央
スポットライトの真下
咲き誇っている花のよう

【1B】
主役は時に残酷に傷つく
ひとりきりで苦しむしかないさ
僕はいつも暗がりにいたから
君の泣き声がよく聞こえてた

【1S】
僕らは真冬の朝 凍えながら
言葉もなく立ちつくし
客席だけ睨んでいた
君は舞台を降りたけれど
物語は今も変わらず続いてた

【2A】
君の怪我を見たときに
僕はすぐに気づいたよ
これくらいの傷なら戻れるよ
だって君は主役だろ
ボロボロでも輝ける
歓声の中で生きられる

【2B】
それでも君はお別れを選ぶの?
僕の側で燻(くすぶ)っていくつもり?
昼も夜も口にしていたのは
あの日覚えてた台詞だったくせにさ

【3A】
「何も言わず置いてくね」
「泣かせちゃってごめん、でも」
「許さなくていいからさ」
「……なんてね、うそだよ」

【3S】
君とお芝居みたいな恋をした
僕はどこにもいけない亡霊だ

【ラストS】
すべてが四月に降った雪だった
積もることもできないで
ちらりちらり舞い散るだけ
降り止むころに幕が開いて
君はひとり、今鮮やかに、咲き誇る

作詩をしています

ねこが飼いたい都内の大人
日食なつこさんが好き

別名義で小説家をしています

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