『てのひら>だいたいのこと』
もしもあなたの目の前に
大きな敵が現れたなら
背中を向けて逃げていい
涙を流して逃げていい
もしもあなたがいつの日か
大きな壁に突き当たったら
瞳を閉じて逃げていい
耳を塞いで逃げていい
息が切れるまで走った後で
あなたは不意に
気付くでしょう
遠くに見えるその脅威が
思っていたよりも
ずっとちっぽけだってこと
宇宙の果てまで逃げたなら
地球も野球のボールと同じ
遠近法がある限り
あなたの掌よりも
大きなものなど無いんだよ
もしもあなたがどうしても
出来ないことに出会ったときは
大きな声で泣いていい
子供みたいに叫べばいい
声が枯れるまで叫んだ後で
あなたはふっと
気付くでしょう
遠くで揺れるその恐怖が
思っていたよりも
ずっとちっぽけだってこと
宇宙の果てまで逃げたなら
嘲りの声も無重力さ
自分のことを信じれば
あなたが逃げてきたものは
きっとすぐに馬鹿らしくなるよ
宇宙の果てまで逃げたなら
地球も野球のボールと同じ
遠近法がある限り
あなたの掌よりも
大きなものなど無いんだよ
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