帰り道と路地の緩衝地で
蹴り飛ばした缶コーヒー
嘯くだけの間投詞 少し遅すぎた反抗期

忘れていたつもりだった
まだ 忘れていたかった

もう一切 金輪際
行く先が交わることはないようだって
分かたれた時は知らずに
いつ分かたれたのかもわからずに
脳震盪のような意識の中でまた過る
淡い迷妄は 貴方の笑う口元
まだ 焼き付いて離れないな


微かな光 誰かの明かり
宛て所無い道のりの花篝
私は揺らぎ されど薄らぎ
また始まる星巡り

日暮れの鐘の音が聞こえたのは
遠い遠い街

もう一切 金輪際
行く先が交わることはない今日だって
誰に祈るかも知らずに
尚 祈りの声は絶えずに
放心状態 秒針が回って
また巡るぬかるんだ思考は
それでも煤を散らして
まだ 熱を焼べる 残り火だ


何に例うより美しいなら
例えることなく 目を見たらよかった
声も出せないような 痛みなら
ただ


潤みだした夜の片隅に座っている
肌寒い夏の日の最中で
息がしやすいような気がしてさ
ただそれだけのこと

もう一切 金輪際
行く先が交わることはないとしたって
幾つか道を隔てて
またいつか隣り合えるかな
盲信が率いていく行進の
行方も知れぬその先を睨んで
何故だか笑う口元
まだ 何も失くしてはいないな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ウィングワンダリング 歌詞

ボカデュオ2023の参加楽曲、
『ウィングワンダリング』の歌詞です。

オフボーカルはこちら(https://piapro.jp/t/TCvt)です。

原曲はこちらから↓
[砂糖さん版(ボカデュオ版)]
YouTube:https://youtu.be/L-j6bnKAKDM
NicoNico:https://nico.ms/sm42440280

[重音テト版]
YouTube:https://youtu.be/XbEqiNaJ68o
NicoNico:https://nico.ms/sm42471045

閲覧数:145

投稿日:2023/07/12 20:53:44

文字数:543文字

カテゴリ:歌詞

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