思っていたよりも眼が悪くなっていた
自分の視力にも気付かないで
でも この悪い眼付きのままで僕はいたかった

裸眼のままで世界を知りたいんだ
荒唐無稽な全部の そのメカニズムを

忘れていた全部が くるっと回って巡り合った
そうしてすれ違った かつてのあなたを見つけた
なあ、願わくば一時の安息を

例えば雪が降り積もれば 電車もバスも停まるだろう
そうやって重なってきた日々があなたの闇を穿ちますように
そうして積もった雪は簡単に溶けやしないだろうさ
いくつかの澱みごと飲み込むような まっさらな光を見ている

僕らにしか分からないような パスワードみたいな言葉が
いくつもの風景に曝されて形が歪んで 宝石みたいなフレーズになった

共通言語になり得るだろうか お揃いのこの傷は
あなたはまだ治さないままでいるだろうか

何度だって救われるだろう 身勝手に他人の言葉に
いつだって その瞬間は不意打ちみたいなワンカットだ
傷付いてばかりいたから 不器用に笑ってしまうんだ
なあ、まだ僕は泣きそうなんだろうか

思っていたよりも眼が悪くなった
長い前髪も今じゃ短くなった
まだちゃんと言葉に出来ない感情を
僕の語彙で探しなおしている

いつから分かるかな この自己憐憫との手の繋ぎ方も
さようならをして去った
あのイマジナリーフレンドの行方も
そうしてすれ違った かつてのあなたを見つけた
なあ、願わくば一時の安息を

例えば雪が降り積もれば 電車もバスも停まるだろう
上手く焼けなかったフレンチトーストに沁みた味のように
捨てきれない記憶を抱えた 僕らはただその五感を頼って
産まれてきたこと そんな意味すら置き去りにして笑うんだ

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抱擁

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投稿日:2026/06/15 03:12:25

文字数:716文字

カテゴリ:歌詞

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