趣味で時々詩を書きます
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脊髄を刺激するカフェインと脳信号
矢印で方向を示すみたいに
煙草で天を曇らせて 仰ぎ見ていた
明日はまだ手のひらの中
あなたが言うところの正しさに律されれば
均等になって運ばれる その躁鬱を蹴飛ばした
まあ、用は無いんだって
暗号みたいな言葉は要らない けれど 音が軋んで痛いよ
ノストラダムスの大予...再生と脈動
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アン・マリーの詩を歌った少年
教会の鐘が聞こえ
マルホランド・ドライブの その序章で
僕らは鬱屈を越え
書きかけのペンを取った
信じていたいんだ 僕は
It's time to face it
No matter who we are, in that life
痛みを切り取るように そっと
アルコ...感電する鼓動
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時々、心臓の鼓動で現在位置を確かめている
何処へ向かうか分からない感情を 咀嚼したら衛星になった
自転と公転のリズムで幸不幸は
くるくると廻っているとは限らないが
明日は良い事が起きるって 祈るのは悪い事じゃない
転んで擦り傷が出来たら
立ち上がる為の言葉が必要だ
今は、もう大丈夫 前に進むだけで十...痛覚
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窓際 空想が僕らの人生を描く
パパもママも知らない 冒険が一限の合図さ
誰かがくれたものが 身体と心を形作っている
真似た口癖とか 指を折る仕草だとか
焼き付いている
往来を征くパレードと楽器隊の夢
跳ねる鯉が龍になり雨を降らせたんだ
いつか本の外から飛び出した誰かが
僕の手を取って 踊れと囃し立て...約束
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私がもしも雲になったら
あの夏の日を
追い掛けて、眺めていたい
真っ青な世界の果てから
モネの絵画の様な着色の風景が
瞼の裏に張り付いたままの 死にたい夜
「どっどど どどうど」と、吹き荒ぶ風に逆らって
今日を生きる貴方の美しさが蛍火になった
私がもしも雲になったら
貴方はきっと触れないまま...青
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わかんない わかんない わかんない事ばかりで
割り切れない感情をイコールで吐き出して
あなたに嫌われたって わけないのに
わかんないから等分出来なかった数字を
割り切れないままで提出した答案用紙を
燃やしちゃってママに怒られた
破れた心はもう治んない
敗れた僕らは負け犬さ
さもしいドッグ 走り出した...昨晩未明
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面白い事も言えない 喉が渇いてさ
寝込みたいぐらいだよ 体調悪いみたい
学習帳のすみで 剣を握った棒人間
迷路の出口を作るの忘れていたな
お母さんが帰ってこない日は
留守番が怖くて
悪魔がやってくるんじゃないかって 思っていたよ、ずっと
明日になったら元通り こんな悪夢もすぐ忘れて
あいつの背中を叩...ねむれないときのうた
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背中合わせで 意図せぬリボンに絡まって
見えるかい? あのジグザグ あれをカシオペヤって言うらしい
はじめての言葉が 文章になれなくて詰まってさ
書き出しは陳腐で なぞろうとした、賢治のよだか
あの日の雨 降り頻るアーメン
惜別を交わして傘の中で歌った
神様、これからが 映画みたいな
そんな日々にな...四丁目の夕陽
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絵本のその最後のページ 不条理に焼かれた村の絵
遠い国の戦争で めでたしめでたし、は消え失せました
何の為に生きるかなんて まだ僕はちゃんとした答えを持っていない
新世紀の街のネオン通り もうすぐクリスマスがやってくる
祝う理由も知らない恋人達 手を繋いで夜に溶けて行く
何の為に生きるかなんて 子供...1999.12
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夏の遮光 空の青さを仰ぐひとよ
反射した瞳の中の言葉、言葉、言葉
ペットボトルの透明さ
梅雨の終わりが僕らを呼んだのさ
昨日、見た夢とか 明日の予定とか
自由帳の白さに溶けていった
文字にならない感情が
ライ麦畑のサリンジャーとか
誰かの台詞を借りて泳ぐ 時間の隙間を縫って
海の見える駅で会おうって...海の見える駅で
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書きたいものとか別にない でも僕は空想していた
愉快なキャラクターと遊園地みたいな国 平和で騒がしい日々の事を
「面白い事がそんなにない」から、面白い事を書こう
優等生でも劣等生でもない 僕だって何かが出来る
誰かと語り明かしたかった 振り返ってもなんもないような
消えちまったプロットの全部が 僕の...小説(概要)
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泳いでた 星の海の中を 手元には花束
あなたが あまりにも「要らない」と言うから 私が拾ったのです
そして この物語の行く末を この街を漂いながら ひたすら探し歩いた異邦人
傷だらけのバレリーナ 芳醇な香りのサングリア 酔っ払っちまったボンクラ
カットアップのフィルムが過って行く
流れ星に祈る言葉を...私達の新しい日々へ
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新世界はもう目前 夜明け前一時半の窮屈
工業廃水と夕焼けの色 日記にまとめて描いた
いつかのキャンパスノート
過去の感情と他人事の死の感触を
ちゃんと言葉に出来ない 僕の不出来さを
何某かの映画に自己投影したり
それを口遊める程度の人間でありたい
未来の展望と自分の為に見た夢の
その景色の轍で 成り...新世界ノート
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あんまり大人になれないで
嘯いてばかりの間抜けなグース
歌っていたいんだ この世界のこと
グーテンモルゲン 僕ら壁を越えて旅立った
ベルリンの天使が見ていたのは
ちょび髭の独裁者と 友人の音楽家と
今夜の月の様な 真ん丸い空白の絵の具
新品のリュックサックと頬を撫でる風の感触
あんまり大人になれない...ベルリンの壁と僕らの車窓から
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セントエルモの灯が遠くまで
君のもとまで 届く様に大きな声を出すよ
日々は戦争で平和で 不平等と寛容の社会
ねえ、君に口喧嘩で買った事なんか
一回きりもなかったね
どうでもいい事ばかり拾って投げ合った昼間
何も起きない時間が平凡だった日常の話
目が覚めたら 背広を着て、家を出て
そんなのが嫌だって ...無題
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プランは尽き 生涯は最早、炭酸の抜けたコーラに等しい
舞台袖にはける用意も出来 暗転を待つばかりで冗長
鼠色の街 橙に溶ける頃に吐く白い息の様に
僅かばかりの抒情のみで生きる 車輪の下のチャップリンと喜劇
何も言わずに去ったあいつらに 言い残した事があるのは僕ばかり
詩人を気取るあまりに忘れていた
...プランEの結末