とある森の中大きくて綺麗な洋館がひっそりとたっていました。

そこには可愛らしい男の子と女の子が住んでいました。
二人はとても仲が良く、いつでも一緒。決して離れることはありません。

だからなのか、二人はある日願ってしまったのです。


  「ずっと一緒」


願ってはいけない願い…二人を縛り付ける蜘蛛の糸、それは鎖。
男の子は女の子に、女の子は男の子に自分の命を捧げてしまったのです。

蜘蛛の糸は赤と黒で覆われた部屋で怪しげな光を放ち、闇に照らされ七色のネオンとなり二人を絡めとりました。
まるで飴細工のように繊細で魅了する鎖となって。


  「ずっと一緒」


願いは今、残酷な結末を迎えるため叶われたのです。


 "ねぇ…逃げ出さないからこの鎖ほどいてよ"

"ほら…私たちここに…もぅ離れたりしないから"

願いは二人を幸せに導いたと同時に一時の自由を求めた二人に罰を与えました。
男の子の左目と女の子の右目を奪い、二人で一人となるように…ずっと一緒だとゆうことをわからせるために。

流れ出す赤は闇に染まり黒となる

"ねぇ…君の目に見えるその世界の色は"

"そぅ…確か昔みたあの夢の色と似てる"

蜘蛛の糸が首に巻き付きながらも二人で一つの目を通しながら世界を思い馳せていました。

色とりどりに輝く蜘蛛の糸を鎖と呼び、赤と黒で覆われた闇に二人は心地良さを感じました。

糸に絡めて鎖で繋いで
私たち「ずっと一緒」


そう、これはやがて、いずれ語られるであろう物語なのです。
雁字搦めで、今は梳かれることのない鎖の糸と鎖

「   」

狂った愛が生み出した願い
さぁ、あなたも蜘蛛の糸はいかが

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

糸と鎖と【 】

いづみ晴利さまの素敵イラスト
http://piapro.jp/content/?id=a19slzqi3dzg6gjd&piapro=l3k9sqnb7ulfvqbdkqkf2f2tk0



美晴さまの素敵な詩
http://piapro.jp/content/nxkth5u3mnx9k3py

に感動しておもわず童話のような自己解釈的なものを書いてしまいましたw

なんか独特な世界観やら色使い・言葉が素敵すぎて(・∀・)2828//w

詩とイラストがマッチしすぎてドキドキ//

なお二方です!!

閲覧数:285

投稿日:2010/08/02 04:56:44

文字数:729文字

カテゴリ:その他

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  • 美晴

    美晴

    ご意見・ご感想

    追記。
    私も不束者ながら関連する作品に登録させていただきました…!
    事後報告になってしまい、申し訳ありませんでした(> <)

    2010/08/03 23:18:43

  • 美晴

    美晴

    ご意見・ご感想

    こんばんは!美晴です!

    うひぁあ!まさか…まさか私の文がこんな素敵な物語に!?
    動悸が…色々やばい事になってますはあはあ。
    鼻血が…いづみさんと一緒に赤い湖でも作っていますね(
    なんだか物凄く感動しました…うわああ、眠れそうにありません、ちょっと走ってきます=3

    解釈が素晴らしい!
    私が考えて書いたもの以上に凄く掘り下げて考えてくださって…
    いづみさんのイラストと凄くマッチしていて…
    一言じゃとても語れない、どうしましょう(´;ω;`)アウアウ

    それと…いづみさんへ。

    >>そらふぁさんのお話を題材に漫画が描きたくなってきました(*´д`)はぁはぁ←

    是非(*´д`)!!!!←


    暴走乱文失礼いたしました!

    2010/08/02 22:34:43

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