梅 サクラより目立ち
存在魅せ付ける
急に通る春風
僕の髪揺らぎ

君が言ってたね 夏
漆黒の仮面
憶えのない死の知らせ
ただ直立不動



淋しすぎた牢獄の
間から覗く月
喋りはしないけど
心に響く文

いつか会えるはずさ 夢
巨大な迷路
記憶の片隅 玉(ヒカル)
あった気がするけど 已み(やみ)



町、あの面影は
無くただ立ち昇る
急に通る春風
すべてが戻りだす

憶えているか あの羅刹(らせつ)
闇黒(あんこく)の炎
戻るはずの無い記憶が
僕を埋めつくす



消えてたんだ
いつのまにか
知らず知らず、誰かが僕に
まるで呪文を掛けたかのように
風車が不自然に回りだす
風など起こらぬ平地なのに

Pass away all; for me. (すべてよ消え去れ 我の為に)


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

風漸  - huzen.

「僕」はある罪を犯してしまった
だが、それは知らず知らず誰かが僕に掛けた罠

春風が通る
それが恐れへの始まり
記憶もないのに牢屋にいる自分
何が何なのか理解はできない

春風が通る
記憶が戻った瞬間である
でも、もう記憶が戻ったときには
「僕」の大切なものなど何一つ残ってはいなかった

ただ 消したかった
すべてなくなればいいと思った

そんなところです…

閲覧数:37

投稿日:2009/06/29 19:44:32

文字数:347文字

カテゴリ:歌詞

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