生まれ落ちた先に待つは
授けられた定め
祝福の音と相反した 
不条理な宣告
着せられた「生」が向かうは
ヘルメースが指す方角
唯一つの結末だけ

いずれ死に逝くと知りながら
己も死を忌みながら
人々は礼讃する

己が咎に気づかぬまま


戻る場所も 帰る場所も
逝き先さえもないのだ
不可逆の定めに従い
心音が止む日を待っている
命の顛末に何も求めない
生まれて死ぬ
その二つがあるだけだから



持って逝けるものはないだろう
死に絶えてしまえば
逝くのだか 還るのだか
知る由もないが
はじまりと同じように終わるなら
虚から出で虚に還るなら
この命は何の為だ

はじまりの日も 終わりの日も
魂だけを携えて
すべてを手放す定め

生きながらえるだけの生命


戻る場所も 帰る場所も
逝き先さえも知らない
不可逆の生命が来たれり
自我の消失に震える
何をもって救済とする
もう戻れはしない
はじまる前には

誕生を祝福する如く
贖えぬ罪を
抗えぬ絶望を
「死」を
礼讃せよ

ライセンス

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死の礼讃

手放す定めと知って、命の顛末をどう描けばいい。


曲をゆるく、ゆる〜く募集しております。私自身、多忙であったり、浮上の機会が少なかったりではっきりした募集はかけられません。曲制作の運びとなっても、経験が少ないので時間がかかってしまう可能性もあります。
募集期間:未定(決定次第終了)
曲のイメージ:特に指定なし。(詩の内容から、ライトな印象であれダーク系であれ宗教歌の印象が望ましいです)

複数応募がありましたら、決定次第、採用等のご連絡を送らせていただきます。
その他、質問等あればご連絡ください。感想ももちろんいただけると嬉しいです。

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閲覧数:183

投稿日:2021/06/13 19:31:16

文字数:438文字

カテゴリ:歌詞

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