夏のセッション

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午前7時
目覚めに見た空は重たい灰色
まとわりつく湿気
じっとりとした空気
不規則なリズムで窓を叩く雨粒と
それを支える低音を鳴らす水浸しのベランダ
外から聞こえるタイヤと水たまりの不協和音

朝一のテンションが最悪なのは
ほとんどがこの天気のせい

あぁ、身体がダルい
この重い瞼を閉じて
ひんやりシーツの波に飲まれて眠りたい
BGMは雨の音
歌声は僕の寝息
不協和音は合間の効果音にして
ただ今は音に身を任せる


午後1時
僕を起こす目覚ましは
ミンミンミンミン、蝉の合唱
寝ぼけた頭に響くバス・テノール・アルト
ソプラノが居ないのは
僕の出番を待っているの?
独特のリズムで回すこぶし
息継ぎのタイミングがみんな一緒だから
ここの構成を変えようか

昼さがりの合唱は
いつも僕をなんちゃって評論家にしたてあげて
ミンミンミンミン、声の波にいつも
ダメだしや賞賛をおくる

あぁ、このけだるい身体にムチいれて
外へと誘う自然のウタ
ひんやりシーツは名残惜しいけど
僕の出番を待つオーケストラ
今しかできないセッション
みんなが揃う息継ぎは
僕の声で誤魔化してあげるから

さぁ、その窓を開けて
むせ返る蒸気立ちこむベランダから
階下に向けて響かせよう
BGMは夏のビッグバンド
歌い手はもちろん僕
朝の名残の不協和音と滴る雫も
大切な構成要素にして
ただ今は音に身を任せる
今しかできない夏のセッション


ライセンス

  • 非営利目的に限ります

夏のセッション

今日の天気そのまま

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閲覧数:68

投稿日:2009/07/26 19:34:02

文字数:676文字

カテゴリ:歌詞

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