真夏日の夜すくいあげ　光撒いた星間雲が
開いた両の手に落ちる 昼間焼いた肌 色を冷ますように


伝う汗を気にもかけずに　駆けゆく朝過ごして
思い出したかなって希望　まだ見えないな
目を閉じて何が見えるかな　どんな色が好きかな
わからないよ、とりあえず今　筆を手に取る

赴くまま塗り続けたら
藍と白セルリアンと夕暮れ
これはもしかしてって思った
手を伸ばすだけど君はいなかった

思い出せないよ、お願い　僕を今すぐ連れ出してよ
祭りの終わりに打ち上げた　大きな花火を「また見に来よう」って


汗ばむ手、水をすくうけど　どうしたって不快感
否めなくて頭回るの　また繰り返す

分からないよ本当にそう？
手に温もりどこに居るんだろ
ここにいるよぼくに気づいてほしい
実は気づいてるんでしょ、さあ

思い出せないよ、お願い　あと少しだ、ここまで来てる
青い海、空飲み込んだ　そんな色をした君が微笑んでた


いつの間にか忘れていた　あの頃をさ思い出したの
色んな色が好きだった　君が歌う夏の歌が好きだった
終わりを描いて仕上げよう　自由描く君の思い出
僕はまだ子どもだったね　太陽背にしてほら見てごらん、虹



まなつびのよるすくいあげ　ひかりまいたせいかんうんが
ひらいたりょうのてにおちる ひるまやいたはだ いろをさますように


つたうあせをきにもかけずに　かけゆくあさすごして
おもいだしたかなってきぼう　まだみえないな
めをとじてなにがみえるかな　どんないろがすきかな
わからないよ、とりあえずいま ふでをてにとる

おもむくままぬりつづけたら
あいとしろセルリアンとゆうぐれ
これはもしかしてっておもった
てをのばすだけどきみはいな

おもいだせないよ、おねがい　ぼくをいますぐつれだしてよ
まつりのおわりにうちあげた　おおきなはなび
を「またみにこよう」って


あせばむて、みずをすくうけど　どうしたってふかいかん
いなめなくてあたままわるの　またくり変えてす

わからないよほんとうにそう？
てにぬくもりどこにいるんだろ
ここにいるよぼくにきづいてほしい
じつはきづいてるんでしょ、さあ

おもいだせないよ、おねがい　あと少しだ、ここまできてる
あおいうみ、そらのみこんだ　そんないろをしたきみがほほえんでた


いつのまにかわすれていた　あのころをさおもいだしたの
いろんないろがすきだった　きみがうたうなつのうたがすきだった
おわりをかいてしあげよう　じゆうえがくきみのおもいで
ぼくはまだこどもだったね　たいようせにしてほらみてごらん、にじ