『愛かもしれない』
作詞・くさびん

机に張り付いてノートに涎(よだれ)を垂らす
白昼夢の最中、先生に叩き起こされる
恥と迷惑を知った
放課後帰り道信号で無邪気に燥(はしゃ)ぐ
家への帰路、クラクションに怒鳴り散らされる
汗と迷惑を流した

周りの大人が僕を囲む
四方八方から僕を囲む
そんなに見ないで欲しい
「なんで?」って「どうして?」って
怖いからさ

誰かに叱られ誰かに怒られ
今日も怯え過ごしてゆく
「ちゃんと出来ないのか」
檄と愚痴を飛ばす
こんな風に誰かに言われなきゃ動けない僕の
こんな情けない命に意味なんか
無いのかもしれない

「最近の若者はこれだから」
「若い子の考えが分からない」
最近の年長者の評価は厳しい
だけどこれは決して
嫌ってるから言う訳じゃない
期待や希望を無意識に信じているから
心無く聞こえるけど
心からの願いだから

誰かに叱られ誰かに怒られ
今日も怯え過ごしてゆく
「ちゃんと出来ないのか」
本当は期待からのそんな言葉なんだ
檄と愚痴を飛ばす
本当は僕らに希望を抱いているからなんだ

戦争は忌むべきものだったかもしれない
就職は死に物狂いだったかもしれない
彼らはそれを教えたいだけだから
切実にそれを伝えたいだけだから
きっと今日も言われる
きっとこれからも耳にタコの出来る
少し耳の痛い言葉たちは
僕たちへの大人たちからの不器用な
愛かもしれない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

歌詞投稿06

趣味で溜めていた歌詞その6です
素人クオリティなのでよろしくお願いします

閲覧数:66

投稿日:2019/11/30 18:17:02

文字数:598文字

カテゴリ:歌詞

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