小説を添えて BPM193

枕元に添えた小説の
表紙君幽して待ってる黙ってる
嘘の様な噂
「書物と眠れば夢が変化するはずだ」
まぁちょっと変わったらいいかな

君の澄んだ声がした
空は挿絵の様だった
何度も見返しイメージした情景の転写物みたいだ
そっと頬を緩めて笑う君に朝日が差している
少しだけの秘密の時間を
なぞっている

枕元騒いだ携帯の光
目の中身を沿ってる襲ってる
君がいた夢は添えた小説が見せた
幻覚に過ぎないみたい
朝が老けていく

もう一度会いたいと願った僕は
今日もあの小説を添えて眠ることにした
ぼんやりと映る厚みのない情景の中に
表紙と同じ構図の君が佇んでいた
触れたら消えそうな程柔らかな笑みを横目に
文章にしたら数行で終わってしまうようなこの話が
ずっと続けばいいのにと思った

刻む時計の秒針は僕らを引き裂くようだった
手から溢れる無力感を呪う自分が嫌いだった
存在しないはずの君に朝日が差している
二人だけの秘密の時間も
終わっていくんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

小説を添えて_歌詞

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投稿日:2024/11/30 20:10:25

文字数:435文字

カテゴリ:歌詞

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