放物線を描いて一本の光が飛んでいった
瞬きをする間に上空で天使が笑っている
彷彿と湧いた心に五月の風が強く吹いた
眠る其の時だけ幸せな世界が廻っている
選んだひとつを選ばなかった片方が叩く
正解の色も間違いも比べようがないのに
此の儘で今日も選んでいく、捨てられず
抱えたものを愛と呼ぶんだ、いつまでも
分かっているよ 分かっているよ本当は
楕円形で囲う世界の共通項に色を付けた
隣の芝が青く見えた先で順に枯れていく
亜鉛で出来た身体に夏の予感は重過ぎた
手を延ばすより早く不幸の予兆は訪れる
救った生命が誰かの心を壊して笑うのさ
悪意と敵意がトレンドの先を飾っていく
此の儘で今日も闘っている、曲げられず
知り得た位置を弁明で飾る、いつの日も
分からないよ 分からないんだよ実態は
綺麗な色で塗り固めて多少加工を施して
角度を変えて光らせても肉眼に敵わない
此の儘で今日も晒されている、隠れたい
着の身着の儘で抗っている、いつもより
分かりたいよ 分かりたいよ僕のことを
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