◇1A
「さよなら」を
君に 言おうと思って
ドアを開けたんだ
青空は
ひとつも 優しくないね
鏡になりはしない
◇1B
退屈そうな背中は ただ
振り向いて笑ったんだ
始まりのカウントは
いつも 気づくより前に
◇1S
真っ直ぐに見上げる
君の 横顔は
躊躇う僕を 置いていくようで
まっさらな言葉は
強く 雑(ま)ざらずに
溢れた涙 拾い集めてく
◇2A
いつまでも
君に 伝えられない
最後の証(しるし)は
本当は
今でも 正しかったか
わからなくなるけれど
◇2B
すれ違っていた時間は ほら
物語綴るみたいに
緩めて伸ばしたら
きっと 思いがけなくて
◇2S
真っ直ぐに見上げた
君の 横顔は
蹲(うずくま)る僕を 捜してるようで
まっさらな渇きは
難(かた)く 馴染まずに
溺れた音を 囲い刻んでる
◇C
魚達の群れが 星の河を渡る頃
手離した愛が 淡く遠く鳴る
駆け抜けた光のように
尽きて消えられるのなら
この痛みは 何処に向かうの?
◇LS
真っ直ぐに見上げる
君の 横顔は
留まる僕の 背中推すようで
まっさらな言葉は
強く 雑(ま)ざらずに
溢れた涙 柔くなぞってく
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