歓声の中 ステージの上で
銃弾に倒れる夢
最後に見た
映像の続き 繰り返し巻き戻され

君が奏でる音は
求めていた寂しさなのか?
影が問うんだ
眠れない夜 囁きかける
ゴーストたち 火を灯してゆく
「ほらね、此処に、指をかけましょう」

ストラトを持ってペダルを踏んで
本当の自分を叫べ
被弾した感情を抱いて
存在を示す歌を!
今、駆け上がってスケール弾いて
ノイズ かき消してしまえ

マーシャルから溢れる
悲しみのフレーズが
胸を締め付けて止まない


逃げてたんだ 歪ませすぎて
潰れてしまったメロディ
隠した弱さ
刻んだリフが「知ってるよ」と嘆くんだ

君がいないと生きられない
空白のスコアにつぶやいても
神は降りない
コードを鳴らした余韻が包む
そして夜がまた明けようとする
「ほらね、此れが、君の現実だよ」

嗚呼、渦巻いてゆく 絶望の果て
見つけ出したものは何?
暗闇の中で手に取った
また君を響かせるよ
確かなものはもう何もないけど
聴かせたい曲があるんだ

誰にも奪えない
僕だけの歌声を


顔のないリスナー達が
もっともっとと囃したてる
両手で塞いで閉じても
耳鳴りが許してくれない

影の問いかけに 浸食される
或いは僕の弱さなのか
ディストーションの響きだけが
此の水鏡を壊す力を

ストラトを持ってペダルを踏んで
本当の自分を叫べ
被弾した感情を抱いて
存在を示す歌を!
今、駆け上がってスケール弾いて
ノイズ かき消してしまえ

ペダルから流れ込んだ
愛しさの代償が
此処にいることの証明

不完全な。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

水鏡ディストーション

水鏡ディストーション 歌詞です

閲覧数:647

投稿日:2013/05/03 21:26:46

文字数:667文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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