こじつけを待ち侘びている
「夏だから」 そんなんでいい

お呼びでないまがいもの 見つめ直して
漠然とした怒りを もっと明確に

とにかく生まれたての仔鹿のよう
足を震わせ 綱渡りの渡世
惨めな私を笑え 夏よ
鋭い日差しが この身を焦がすまで

期待などしてもされてもいないのが
心地いい

お前じゃない優等生 選び直して
恥の真ん中かっ開き もっと貪欲に

飛び出た才能に鞭を打って
漆黒の10代 白星で返せ
ひたむきな命を笑え 夏よ
燃える大地に この根を下ろすまで

移ろいゆく日々だけを頼りにしては
今も魔法が解けぬまま もっと誠実に

居並ぶ鉄人を薙ぎ倒して
ついでに時代に張り手を喰らわせ
哀れな私を笑え 夏よ
台風の夜に 愛が芽生えるまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

盛夏

閲覧数:122

投稿日:2021/08/29 01:18:48

文字数:326文字

カテゴリ:歌詞

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