ふたり 隠れた 夏の影の中へ
太陽の外へ
めまいがするほど 鮮明な空
青い絵の具の海に浮かんだ
記憶の中の街 終わらない夏の中
陽炎にゆれて今もぼくらそこにいる
今はもう 過ぎてしまった季節
ふたりぶんの夏を
ぼくひとり思い出す
いつだって 夏は終わりの季節
青い絵の具が足りないよ ねえ
びいどろを通した 光の中で
きっと魔法にかかっていた
藍色の海が 茜に染まり
ふたりの影が 夜闇に溶ける
いつだって夏は もう過ぎた季節
誰かが覚えてる限り 終わらない季節
びいどろが割れて
魔法が解けた今も
青い絵の具が落ちないよ
思い出すたびに遠ざかってく季節
陽炎のように今もぼくはそこにいる
今はもう 過ぎてしまった季節
色の褪せた夏を
ぼくひとり塗り直す
いつだって 夏は終わりの季節
青い絵の具じゃ足りないよ 足りないよ
今はもう ひとり迎える季節
青い絵の具が足りないよ ねえ
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