夜の寂しさが頬に突き刺さる
枯れたはずの涙が溢れてくる
何故僕はまだ生きているのかな
そんな問いは闇に溶けていく

「さよなら」ばかりで
気付けば独りだ
致し方のない事もあったけれど
確かに手放したのは僕だった

春風が吹いて 季節が巡って
こんな僕だけが此処に置き去りで
代わり映えのない そんな日々の中
苦しいだけだともがいていた

朝の眩しさが瞼を焼き付ける
消えたはずの痛みが溢れてくる
何故朝はまたやってくるのかな
そんな問いは熱で溶けていく

寄る辺ない世界で
何時までも生きてる
どうしようも無い事もあったけれど
何処かに忘れたのは僕だった

冬風が吹いて 季節が終わって
こんな僕だけが此処に置き去りで
末枯れていく そんな日々の中
寂しいだけだともがいていた

また今日を繰り返す度
伽藍堂な心が渇望する
熱を持って 熱を持ってと
冷めてしまった心臓
道すがらに棄てた人生
初めからやり直せたなら
生きていく理由を見つけられたはず

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蝋涙

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投稿日:2024/07/02 11:36:53

文字数:424文字

カテゴリ:歌詞

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