夢色の魔法使い


BPM=153



君は夢色の魔法使い 彩やかに夢を描きながら
僕のいた世界すら変えたんだ 星の降った夜
目を瞑ってしまいそうなほど 涙が溢れるほど綺麗だ
淡いそれは切なくて儚くて そう 君の魔法なんだ

逆さに昇るムーンライト 一年に一度の眠らない夜
甘い香りに誘われて 迷ったのはその森の中
揺らめいた雲とランタン 足元に転がる今日と幻想
影が落ちたその先に ただ目を奪われたんだ

わかってたんだって
「このままじゃいけない」なんて言葉が
少しだけ苦しかった
そんなことを思い出した

君は夢色の魔法使い 彩やかに夢を描きながら
僕のいた世界すら変えたんだ 星の降った夜
目を瞑ってしまいそうなほど 涙が溢れるほど綺麗だ
淡いそれは切なくて儚くて そう 君の魔法なんだ

夜空に映すサーチライト 見上げた目に写る星の数々
指さした明日は未来へ 真夜中はどこか消えたみたい
ひび割れたグラスのワイン 足のない笑った白い人形
こんなに大人になるのに オバケはまだ怖いんだ

笑ってたんだっけ
それだけじゃ許せないくらい心が
カラカラと音を立てた
そんなことわかってたよ

君は夢色の魔法使い
「優しさだけで生きられたなら
　これまでもこれからもいつまでも
　キミは笑えるの？」
風に煽られて遥か彼方
泣きたくなるのは僕のエゴだ
わかんないよ 僕なんて消えてしまえ
ねえ、君の魔法でさ

君は夢色の魔法使い
だから 僕は君にはなれないの
躓いて 貶されて 諦めて 過去を恨んだんだ
目を瞑れば零れてしまいそう うるさいな、泣いてなんかないや！
君が優しく笑うから。

君は夢色の魔法使い 彩やかに夢を描きながら
僕のいた世界すら変えたんだ 星の降った夜
目を瞑ってしまいそうなほど 涙が溢れるほど綺麗だ
淡いそれは切なくて儚くて そう 君の魔法なんだ