ある日の夜。空に星が瞬いている。
「・・・・・」
アカイトはリビングから空を見上げていた。ただただ一心に。
そんなところへミクがやって来た。
「・・・どうしたの?背中に妙な哀愁が漂っているよ?」
「・・・ちょっと・・・過去を思い出していたんだ」
「・・・過去かぁ・・・・そういえば昔、こんな歌よく歌ったっけ・・・・」
ミクはそう言って1つの歌を歌い始めた。そっと大事そうに。
「君が、もしも
 泣いた時は、
 空を見上げよう
 きっと元気になれるはずだから
 君が、もしも
 嬉しい時は、
 笑顔を回りの人に見せてあげよう
 そうすればもっと元気に、なれるはずだから
 私は、いつも君を見てる
 見守っているから
 いつまでも・・・・・」
アカイトは、息をするのも忘れて聞いた。聞き入った。
「・・・どう、かな・・・・」
ミクは恥ずかしそうに言った。
「・・・・ありがとな、ミク。いい曲だな」
「・・・うんっ!」
そうして2人は、星で埋め尽くされた夜空をいつまでも眺めていた。

            END

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お題小説その2 song-君のための子守唄ー

どうも、こんばんは。もごもご犬です!
今回の話は、別に皆既日食に影響されて作った話ではありません。
まぁ、私も皆既日食を見た1人ですけど・・・(←

閲覧数:143

投稿日:2009/07/22 19:20:32

文字数:455文字

カテゴリ:小説

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