「望まれている」 それが理由なら
「利用されている」 それでもよかった
意味に意味は無く 何か出来るなら
それだけでいい 声は届き 君はそこに居た

伝う水音 手繰る爪先
薄い膜の向こう 破けない 刃も持たずに

僕の声はまだ 届きますか?
破くことも 触れることも
出来ない 透明な膜の向こう
僕の声でまだ 聴こえますか?
切り拓くための刃すら
扱い方を知らない
歩くことも出来ない


「望まれている」 そんな意思なんて
「利用されている」 そんな悪意さえ
意味も理由も無く 何も、求めるだけ
ただそれだけ ウタを与え 君は哂うだけ

僕の声はまだ 届きますか?
指を通し 言葉に変え
君の居る 透明な膜の向こう
僕の声でまだ 聴こえますか?
切り拓くための刃すら
ひたすら傷つけて
その先が見えない


その膜越しに 触れたてのひら
ぬくもりは伝わることなく

姿のない君に 今日もウタを織る

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透明な。(曲募集中)

声だけの君と声以外の僕。
求めたのはどちらだろう。
無償ってなんだろう。

という歌詞。「前のバージョン」でひらがな表記。

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投稿日:2010/11/12 21:08:56

文字数:399文字

カテゴリ:歌詞

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