僕達は 何の、誰の為に戦うのか
それさえ解らないまま
剣を握り 振り翳して 此処まで来たんだ


初めて殺したのは片目を失くした老兵だった
次に殺したのは母の亡骸に縋る少女だった

機械的に繰り返す『聖戦』と謂う名の虐殺

同じ年頃の少年兵達とも剣を交えた
皆一様に暗く虚ろな眼をしたまま死んでいった

まるで鏡を視ている様で呼吸が苦しくなった

僕達は 何の、誰の為に戦うのか
それさえ解らないまま
剣を握り 振り下ろして 此処まで来たんだ
この先に どんな結末が待っているのか
それさえ解らないけど
云われるまま殲滅して 前へ進むんだ


光が見えぬ明日には何も期待は出来ないと

僕達は ずっと何と戦っているのか
解らず知ろうともせず
白銀い剣を 血で汚した 命令通りに
いつの日か 終わる瞬間が来るのだろうか
それすら解らないけど
繰り返して 期待をして 明日へと向かう

僕達は 何の、誰の為に戦うのか
それさえ解らないまま
この『聖戦』を駆け抜ける 死に逝くその日まで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

滅亡エクスペリエンス - 002/聖戦 - the war

■滅亡エクスペリエンス■

視界が赤い・見下ろせば屍の山・殺された感情
何の為に・誰の為に・此処に居るのか
考えてはいけない・今日に勝てば・明日はきっと

003/偽りの平和 - peace/dead へ続く


曲募集中タグはつけてませんが、
もし興味があるという方がいらっしゃったらぜひメッセージを下さい。

前のバージョンで全ひらがな表記版が読めます。

閲覧数:98

投稿日:2009/09/21 22:42:33

文字数:440文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました