あなたがいなくなって
どのくらいの年月になったのでしょう
本当は「その日」を事細かに覚えているけれど
もう思い出したくないの

ふたり出逢ったのは雪の降る季節で
私達はお互いを求めるかのように
寄り添い合った
短くとも濃いあなたとの時間を
私は事故規制させてしまった

こんなにも早くあなたとの時間
終わってしまうのならば
いっそ あなたを 無理にでも・・・

あなたを満たすだけに生きて
「あの時」私も一緒に朽ち果ててしまえば 良かったんだ

笑顔でふりかえる君の姿が
今も瞼に鮮やかな色をして浮かぶよ

「あの日」白い雪の日に座りこんで
あなたと話をした
過去の話も聞きたかった
でも怖くて聞けなかった
それでも少しずつ心をひらいてくれる
あなたに私の心は満たされ
そして初めて愛しいという感情を覚えた

あなたの抱える苦しみも辛さも
すべて 私の中に入れてしまえば
そんな奇跡みたいなことが
出来ればいいのに
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いつまでも「あの闇」から逃げられず
痛がるあなたを見ている事しか出来なかった
悔しくて 悔しくて
「「どうして誰も気がつかないの!?」」
それでも何も出来なかった私も同罪
これが現実
自分の非力さを憎んだ

「あの日」は とても綺麗な青空に
大きく虹が かかっていて
ふたり同時に顔を見合わせたよね

でも「その日」は
あなたが永遠をつかみとった日でした

あなたの素晴らしいほどの終期は
私を呆然とさせ 錯乱させた


最期のあなたの声は笑い声
素敵な青空に大きな虹に笑い声

あなたの、さいごの、
私へのプレゼント ですよね
今でも色褪せることなく
心に刻まれています

あたたかい、あたたかい、あなたの笑顔
お疲れさま、ありがとう
そして さようなら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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あの日

恋人を亡くされた方の話。

閲覧数:90

投稿日:2016/09/20 11:12:19

文字数:783文字

カテゴリ:歌詞

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