ほら黒い愛
私だけのモノ
痛く身体に
刻んで

手に愛と血を
絵に黒い毒を
わがままに舞い
稀に描く我欲
まだ足りないよ
ほら舐めて鳴いて
私だけ見て
稀に絵抱く駄犬

痛々しく
クラクラ苦に朽ち果て吐いた
甘く崇め
ユラユラ歪めた眼に愛を
嗤って奪い鳴かせて
逃がさないから

甘い傷と欲の飴舐め
鳴いて踊ってほら
黒くあざとく抱く血
毒の薔薇で撫でてあげるわ


眼に描く絵に
円満に砕く
妖艶に舞い
廻り踊りなさい
まだ足りないよ
ほら狂り狂り
私狂いの
オモチャになりなさい

荒々しく
ズタズタ身に魅せ枷描いて
甘く足掻け
ズキズキ心に刻み込み
嗤って奪い鳴かせて
揺れる常夜で

焦がれ壊れ高貴の鎖
繋ぎ混ざればほら
私だけの痛みを
赤く染めて鳴いてあげるわ


ねえちょっとその膝折り曲げて
ほらもうちょっとこの身に寄り添って
抱き合って奪って嗤って
壊れても
泣いちゃって哭いちゃって鳴いちゃってさ
頭痛い痛い痛い痛いな
おいで閉めて締めて白い私欲も
あげる黒い黒い朽ちた苦の唄
謳うよ


甘い傷と欲の飴舐め
鳴いて踊ってほら
黒くあざとく抱く血
毒の薔薇で撫でてよね
焦がれ壊れ高貴の鎖
繋ぎ混ざればほら
私だけの痛みを
赤く染めて鳴いてあげるわ
その眼もその血もその身も
心さえも
私のモノにしてあげるから
黒い愛で染めてずっとね
×××××××××××