ぼくの強がりを
なんでもないことのように言って
きみは瑞々しくわらった

きみの素直さが
枝豆くらいに普通にあって
ぼくは気が抜けてしまった

偶然に必然とあっけらかんとして
今日はもう帰ろうか 明日仕事だしと言う
ひじを引っ張りたくなった

虹が出ている この狭い部屋に
涙と唾が舞う 暗闇に
誰からも持ち上げられているきみの孤独と
誰からも嫌厭されるぼくの孤独が
溶け合う この狭い世界に


きみの諦めを
なんでもないことのように言って
ぼくは熱弁をふるった

ぼくの苦しみが
ネトフリくらいくだらなくて
きみは目を丸くしていた

全然さ漫然と死にたくて
明日だけ頑張ろうか 今日はもう終わりだし
でも抱きしめてしまった

雨が降り出す この広い空に
笑顔と反吐が出る 明け方に
誰からも気づかれていないきみの孤独と
誰からもほくそ笑まれるぼくの孤独が
溶け合う この短い時間に

さみしいな

朝日が顔を出す あのビルの間に
風と影に気がつく 夢だった
誰ともわかりあえないきみの孤独と
誰ともわかりあえないぼくの孤独が
交わる この一瞬の 永遠の 刹那の
目が合った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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それは長い時間のように思えた

それは

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投稿日:2024/08/08 02:07:12

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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