A1
地面に落ちてた
葡萄を一粒 手に取った
ふんわり 甘い匂いが
僕の手に移った
B1
木漏れ日が
レース模様に
君の頬を翳らす
Sabi
それは鬱くしい日
誰にも教えたくなかった日
『本当に神様を信じる人は、神様の名前を呼ばないの。』
『すぐ隣に座っているって、知ってるから。』
葡萄畑の片隅を
麦わら帽子が飛んでいく
A2
拾い上げた
葡萄を一粒 光に翳した
まあるい 赤紫が
やけに綺麗だった
B2
木漏れ日が
揺らめいて
君の姿かき消す
Sabi
それは鬱くしい日
耳を塞いでしまいたかった日
『本当に私が必要な人は、この世のどこにもいないの。』
『他人が必要な人間なんて、いないんだから。』
葡萄畑の丘で
墓標を作った僕がいた
C1
君を弔うよ
もう遠い日になってしまったけど
違ったかもね
弔われるのは 僕だ
葡萄にそっと キスをした
Sabi
それは鬱くしい日
とても鬱くしかった僕の日々
『君の名前を呼びたくないなぁ。』
『縋っても返事をくれないし。』
『それでも、隣にいるのかな。』
『今もクスクス笑ってるんでしょう?』
A3
葡萄を一粒 手渡した
木漏れ日が 鬱くしい日に
コメント0
関連動画0
オススメ作品
明日が来ることなんて 忘れてしまいたい
今日のことすら嚙みきれない
明日何がまた降ってくる?
渦巻き絡みつく苛立ち
洗い流そうと落ちる夜
塗り重ねられ続けた穢れが落ちない
この夜だけではこいつらは落とせない
そしてまた朝を迎え今日もまた 石ころの波に紛れて
俺も砂利の一部と化する
昨日と今日のルール...ふと堕ちる、されど明日
ぽしゃ
私の声が届くなら
私の歌が響くなら
この広い世界できっと
それが私の生まれた意味になる
辛いことがあったら
私の歌を聴いてよ
そして少しでも笑えたら
こんな嬉しいことはないよ
上手くいかないことばかり
それでも諦めたくない...アイの歌
sis
A
鮮やかな花の色
心に宿す春の朝
雪解けを待つ蕾
今姿を露わに
B
背を向けて去るのは
いつも、いつも
私じゃない誰か
いつか、いつか...春咲
古蝶ネル
*3/27 名古屋ボカストにて頒布する小説合同誌のサンプルです
*前のバージョン(ver.) クリックで続きます
1. 陽葵ちず 幸せだけが在る夜に
2.ゆるりー 君に捧ぐワンシーンを
3.茶猫 秘密のおやつは蜜の味
4.すぅ スイ...【カイメイ中心合同誌】36枚目の楽譜に階名を【サンプル】
ayumin
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」
裏方くろ子
誰かを祝うそんな気になれず
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って? 分かってない! 君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...PEARL
Messenger-メッセンジャー-
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想