今日もあの子はどこかで生きているのかなぁ
僕らが閉ざされた扉の向こうにいた日々を
抱えて

はじめは小さな痛みだった
傷は大きく開いてった
左手にナイフ 右手にロリポップ
潰して流した排水溝

のぼれないふりをした階段が
いつしか本当にのぼれなくなって
乾いた手の甲がうろこみたいだから
海に帰りたい

追い出された保健室
廊下に赤いしずく
道しるべにした先で
僕はあの子に出会った

今日もあの子はどこかで生きているのかなぁ
僕らが閉ざされた扉の向こうにいた日々を
楽しかったことだけを思い出みたいにして
苦しいことなんか忘れてしまったこの日々を
誰かと 孤独と 寄り添いあいながら
青空の下にいるなら僕は嬉しい

白い錠剤の代わりの
オーバードーズはミント味
大人の目を盗んで乾杯
ブランデー入りのチョコレート

独房みたいなこの部屋の
ガラス越しに見える空
どこまでも続いているだなんて
悪いジョークみたいだな

神様にはなれなくて
なんにも信じないのに
お揃いの傷跡を
舐め合った日が愛しい

今日もあの子はどこかで生きているのかなぁ
僕らが閉ざされた扉の向こうにいた日々を
消えなかった傷跡もなかったみたいにして
平気な顔をして忘れたふりしたこの日々を
泣いて 笑って 歩いていく道が
青空の下にあるなら僕は嬉しい

日記帳ひらくと
刻まれた傷跡が
生々しくて目を逸らす
楽しいことばかり覚えているぼくは
誇らしいのか
恥ずかしいのか

生きていたくなくても
生きていてほしい

今日もあの子はどこかで生きているのかなぁ
僕らが閉ざされた扉の向こうにいた日々を抱えて

くたびれ果てて奥歯噛み締め
それでも
それでも

もしもこの声があなたに届いたとしたら
閉ざされた扉の向こうの日々を覚えてますか
泣いて笑って慰めあったあの頃が
色褪せて見えたなら
ぼくは ぼくは ぼくは

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

僕らが閉鎖病棟にいた頃

巡音ルカオリジナル楽曲の歌詞です
作詞・作曲:桐谷慎也

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投稿日:2026/02/20 01:12:54

文字数:792文字

カテゴリ:歌詞

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