滲む群青、どうか此の儘溶けないで
もう一生何處にも行かない傷ばかり
私は逡巡して
白む梔子、どうぞ其の儘咲ってて
より一層可愛く映った嘘ばかり
零れたひと、散り時
貴方以外の救いなど要りません
長い睫毛がまた明日も濡れたならいいですね
揺蕩う声は恐らく今日限りで
二十五時には別の人に成っている、成っている
当たり前のように
移る残り香、どうか是以上行かないで
もう相当浸透しているものだから
私は熟れ落ちて
燻る亡骸、どうぞ其の場でじっとして
金輪際何方も勝手に触れないで
揺らいだひと、麗か
貴方以外の光など要りません
下りた瞼がまた明日もお元気であるように
逆らう波は即ちあの純情
日が沈む頃凝りもせずに呼んでいた、呼んでいた
慈しみに似せて
貴方以外の救いなど要りません
莫迦な小指がまた明日も絡むなら幸せね
揺蕩う声は殆ど永遠で
純潔な絵に凭れながらさよならを、さよならを
手遅れになる前に
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