羽の折れた蝶々 金箔の剥がれた鳥の群れ
陽だまり誘う くちばしの先 同じ空 優しさを忘れ行く月
時間引き伸ばして 同じ重さの時計だけど
別れを告げ 歌を飾る 最後の夜をもう少しだけ

温かい日差しを返してと まぶしい空は夢じゃない
待ち焦がれている瞳に 新しい朝 望んだ
暖かい月 潰した闇が空けないように
黒い森に囲まれて 今目を覚ます 純白の花

冷たい星 明日に溶ける 私をどうか励まして
枯れない花が散る時 この物語は終わるの
燃える剣 焦げる正義 私を切り裂く光
路上に芽吹くタンポポ 沈まない太陽を望んだ


枯れるからきれいだ いつまでも微笑む月の海
水をすくえば この身にまけば 冷たいね 裏返せば優しい朝
夜が明けないなら 代わりにとばかりに輝く
月を映し 星を散らす 最後に夢を飾る湖

誰も私を愛してくれない 刻まれた茨の通り
夜を塗りこんだ体 何度描いた青空
見知らぬ光 私が連れて帰る約束
海に溶かした太陽 終わりを嫌う 禁断の花

凍える風 研ぎ澄まされ 私にどうか味方して
正義を灯す松明 色を忘れた炎は青く
水面揺らし 春を煽る 私にまきつく夜空
闇に根を張るカラスウリ 覚めない夢には終わりを


神サマ どうかせめて 最後に慰めの雨を
just another flower 最後に目に焼き付ける 朝を せめてどうか神サマ


からめ取った いびつな形 あなたが望む幸せ
この手に太陽を求め 涙を朝露で薄め
永遠だと 信じること 誰にでも許される
朝日にこの身を焦がし 百年先の夜を待つわ

悪い夢とともに眠ろう
       おやすみ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌詞応募 Just Another Flower

閲覧数:249

投稿日:2012/04/04 02:59:37

文字数:686文字

カテゴリ:歌詞

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