風鈴に住む金魚に 一歩後れを取り
でこぼこしてる宵宮 発つばかりの賽
裏返った音一つ 反射して届いた
己の地平知っても 確認する術もない

茜、口ずさむ
変わる 意味に

最高の微熱を冷やし 抗わない旋律で
霧煙った視界からも かぐわしい香の方へと

先に行って振り返っても
薄く笑うただの空気が
ほら空から更にさ押し出すだけだから
小粋な点滅誘蛾灯
心も狭まる包囲網
来て見てさてはて誰彼仮を過ごしてる
滲みてく手帳のメモも
抜き去った後の興味も
尚早もう来る焦燥にとって代わって
色とりどりの旧家が
灰色に光る小唄が
慈雨望んだ 見えはしないけれど

霞む、逃げていく
全て 色彩溶けてえづく

最高の微熱を冷やし 抗わない旋律で
霧煙った視界からも かぐわしい香の方へと

横に少し喧噪と 足音高く試すと
雑踏にも怖気付いて 紛れてく影が消えた

(ひらがな)

ふうりんにすむきんぎょに いっぽおくれをとり
でこぼこしてるよいみや たつばかりのさい
うらがえったおとひとつ はんしゃしてとどいた
おのれのちへいしっても かくにんするすべもない

あかね、くちずさむ
かわる いみに
さいこうのびねつをひやし あらがわないせんりつで
きりけむったしかいからも かぐわしいかのほうへと

さきにいってふりかえっても
うすくわらうただのくうきが
ほらそらからさらにさおしだすだけだから
こいきなてんめつゆうがとう
こころもせばまるほういもう
きてみてさてはてだれかれかりをすごしてる
しみてくてちょうのめもも
ぬきさったあとのきょうみも
しょうそうもうくるしょうそうにとってかわって
いろとりどりのきゅうかが
はいいろにひかるこうたが
じうのぞんだ みえはしないけれど

かすむ、にげていく
すべて しきさいとけてえづく

さいこうのびねつをひやし あらがわないせんりつで
きりけむったしかいからも かぐわしいかのほうへと

よこにすこしけんそうと あしおとたかくためすと
ざっとうにもおじけづいて まぎれてくかげがきえた

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

仮定時間(仮)

応募したものです。

タイトルは便宜的に付けたものです。

閲覧数:257

投稿日:2014/03/04 16:59:33

文字数:862文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました