落ち続けていく夢を見たんだ
恐怖も不安もなんにもなくて
見えていた景色が遠くなった
落ちる先は果て無く真っ暗で

過ぎて行く景色に目をやった
あまりにも早過ぎて見えない
だんだんと老いて骨になって
僕だったものが霧散していく

ホントにどうでも良くなって
ゆるやかに降下し続けたいな
前世があるなら来世もあるさ
知らん業とか徳を背負うなら
文句を言いたくもなるだろう
忘れよう、このまま眠ろうぜ


落ち続けていく夢を見たんだ
誤解も欺瞞もなんでも良くて
伏せていた想いが軽くなった
落ちる先はそれでも真っ暗で

嵩張った歴史が剥がれていく
あまりにも多過ぎて見えない
淡々と老いて骨になったって
君だった影が染み付いて居る

だから本当に嘘でも良かった　
ゆるやかに降下し続けたいな
機会があれば出逢いもあるさ
未練ばっかの今が揺らぐから
見えない明日が居ないみたい
忘れよう、このまま眠ろうぜ


誰のものでも無いこの時間に
誰にも告げない内緒話を数分
空を飛ぶ君を眺めていたいな


ホントにどうでも良くなって
ゆるやかに降下し続けたって
来世で会える約束なんて無い
伽藍堂の儘じゃ足りないから
繰り返す内に掴みたいんだよ
忘れよう、このまま眠ろうぜ

だから本当に嘘でも良かった　
ゆるやかに降下し続けたいな
機会があれば出逢いもあるさ
未練ばっかの今が揺らぐから
見えない明日が居ないみたい
忘れよう、このまま眠ろうぜ