焦がれるままに近づきすぎて
この手に残る感触は僅かだけど

囁く声はもう聞こえない
幻のような 切なげに零したシルク

全てを受け入れられないままに
その目に焼き付けた出会いと

その意味も真実も 偽りも全て
信じられたらと願うたび 揺らぐその影


煌くようなグラスに映る
単純なんてありふれてる

かわすことの出来ない
君に狙われて 最後

君を撃ち抜けなかった私と
私を捉えて離さない君 その全てが

いつか 壊れ 揺れる ままに
共にあるように


「どうすれば君と離れられた?」
返らない疑問符は今更すぎるわ

混沌なんてありふれた罠
狙い定める狙撃手は 間違いなく君

いつかその毒が消えてしまって
甘い言葉に酔いしれたら

その温度ごと突き立てて 一思いに
どうか止め 刺して見せて 今すぐにでも


どうせもう逃げる所なんて どこにも無いから
標的になってあげるわと 強がったが 最後

ひらり 身をこなすその影は 蝶のようで
決して掴めない風のように また

この手をすり抜けて 鮮やかに舞うから

ビロードに心を浸して 藍色の夜を越える
姿が見えなくなったとしても何てことはない

もしこの先二人が相容れることのない
世界に落ちても きっとその照準は

君が 蝶の 形 のまま 

私のまま定め きっと撃ち抜いて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

スナイパー

Tz_Techさんの曲
http://piapro.jp/content/t6ody2h9niid5s5e
に詞を応募させていただきました。

曲自体がどこか含みのあるメロディなので
詞もそれに合わせてあまり直接的でないものにしてみました。

片方が片方を語るような流れで
視点の基本をリンに置いています。

1/25 誤字訂正(内容に変更はありません)

閲覧数:269

投稿日:2009/01/25 14:51:11

文字数:566文字

カテゴリ:歌詞

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