秋色の風吹き始め
椛(もみじ) 紅に染まる頃
まだ夏の匂いを残す風
僕ら忘れるはずはないと


くたびれた目を閉じてみた
内側で光る何かを探る
腐りかけた葉を踏み締めて
ここにはないあなたを呼んだ

一つ二つ数えながら
三つ四つ後戻りした
季節を映した赤い木の実
砕け散ったら時が逆巻いて

空の色が変わってく
僕らいつまでここにいられる?
少しずつ何かが見えてくる
それは大切なものだった


ただ壊れてたはずの想い
治した意図も未だ解らず
揺れて舞い散る落ち葉の雨
風になることを願った

五つ六つ繋ぎながら
七つ八つ引き千切った
言葉をなくした振りしながら
軽い魂荒く掻き寄せた

秋風吹いてるこの街で
椛 紅に染まる頃
まだ夏の匂いが消えぬ風
僕はあなたを忘れない


九つ十数えたなら

銀杏(いちょう)並木を通り抜ける
もう振り返りはしないと誓うから

秋色の風吹き荒む
椛 銀杏 色濃く染まる
もう夏の羽音は過ぎ去った
赤い夕日 歪んで沈む

秋風吹いてるこの街で
椛 紅に染まる頃
まだ夏の願いを残す空
僕はあなたを忘れない

僕はあなたを忘れない…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

秋色

秋の歌を書いてみました♪

閲覧数:60

投稿日:2008/10/25 17:16:37

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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