ねぇ、きみは気づいているの？
揺れる向日葵ときみの笑顔似ているから
ぼくは切ない

ほら、風が夏服の襟を舞いあげて
羽根みたいだ
今にも飛んでしまいそうだね

眩しい夏はもうすぐ
会えない日々埋めるために
伝えたい…

きみといる時間途切れないように
繋ぎとめたいよ
すぐ逃げてしまうから
日が暮れる前に
分かれ道の前に
この気持ち伝えたい
きみに

ほら、ラムネ色の空風は悪戯に
意気地のない僅かな距離すり抜けてゆく

吹き出すソーダみたいに
溢れるからこの思いを
伝えたい…

青い空の下陽光の射す道
隣り歩くきみ
今、届きそうな手を
あと少しだけ勇気出して伸ばす
驚いたきみの顔
咲いた

会いたい、明日も、
長い夏の日も
この手で掴まえて
届いた思い熱い風が吹いて
照れるきみ、焦るぼく
揺れる

向日葵の思い出は
ふたり。