1Aメロ
淡く 光る 荒野に
月が 眼差しを投げる
時も 凍るような世界

失った 右手を
抱え 静かな夜を
一人 約束の場所まで

1Bメロ
あなたが 私に残した記憶
一つ一つ 今もまた 繰り返す

1サビ
雪に 描いた この幾千の花
遠く 夜空の 向こうから見えますか?
たとえ 夜風が 白く吹き消しても
また 何度も あなたに届くまで

2Aメロ
熱の 無い体に
白い 破片が ずっと
溶けることなく 積もってく

擦り切れる メモリー
掠れていく 言葉
色褪せない あの面影


2Bメロ
あなたが私に 話した希望
一つ一つ 今もまた 思い出す

2サビ
雪に 咲かせた 儚い銀の花
星の 瞬く 彼方から見えますか?
風の 音しか 聞けないこの場所で
祈る ように ガラスの瞳を閉じた


Cメロ
微かな声 遠く 聞こえた
闇の中から 呼ばれたあの日
初めて聞こえた 囁きは「フリージア」


3サビ
咲いて 綻ぶ たくさんの夢の花
話す あなたを もう一度見たかった
巡る 星座を いくつ見送ったら
また 私に 笑ってくれますか? 


4サビ
雪に 舞い散る 赤い私の花
いつか あなたは 見つけてくれますか?
崩れ 始めた 意識の片隅に
声が 聞こえる 遠くで「フリージア」



*****ひらがな歌詞*********


1Aメロ
あわく ひかる こうやに
つきがまなざしお なげる
ときもこおる ようなせかい

うしなった みぎてお 
かかえしずかな よるお
ひとりやくそくの ばしょまで


1Bメロ
あなたが わたしに のこしたきおく
ひとつひとつ いまもまた くりかえす


1サビ
ゆきに えがいた このいくせんのはな
とおく よぞらの むこうから みえますか
たとえ よかぜが しろくふきけしても
また  なんども あなたにとどくまで


2Aメロ
ねつのない からだに
しろいはへんが ずっと
とけることなく つもってく

すりきれる めもりー
かすれていく ことば
いろあせない あのおもかげ


2Bメロ
あなたがわたしに はなしたきぼう
ひとつひとつ いまもまた おもいだす


2サビ
ゆきに さかせた はかないぎんのはな
ほしの またたく かなたから みえますか
かぜの おとしか きけないこのばしょで
いのる ように  がらすのめおとじた


Cメロ
かすかなこえ とおくきこえた
やみのなかから よばれたあのひ
はじめてきこえた ささやきわふりーじあ


3サビ
さいて ほころぶ たくさんのゆめのはな
はなす あなたお もういちど みたかった
めぐる せいざお いくつみおくったら
また わたしに わらってくれますか

4サビ
ゆきに まいちる あかいわたしのはな
いつか あなたわ みつけてくれますか
くずれ はじめた いしきのかたすみに
こえが きこえる とおくでふりーじあ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雪の中のフリージア

12作目です

今回はなぁさんの曲の「冷たい空のイメージ」に歌詞をつけさせていただきました。

↓力強さの中に切なさが滲む曲はこちらです
http://piapro.jp/content/jkvhzi2b4k8j5gc3


作品のテーマは「純粋な願い」です。
純粋な想いから為された行為の、その一途さゆえの悲しみを表現してみました。
できたかどうかは別として(笑)


願いをかなえるために、その人(?)にできることは一つしかありませんでした。
それをただひたすらに行い続けた想いは、はたして報われるのでしょうか?

何か感じていただければ幸いです。


ご批判・ご感想、なんでも絶賛受付中です。

閲覧数:140

投稿日:2011/01/26 12:12:04

文字数:1,214文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 霧姫 知華

    霧姫 知華

    ご意見・ご感想

    サビでの色彩的な対比がよいなぁと思いました。

    2011/02/14 00:12:00

    • オボロン

      オボロン

      <霧姫 知華さん

      コメントありがとうございます!
      雪に書いた花という、色に変化の無いものに、
      どうやって違いを出すかで結構悩みました。
      基本白しかないので(笑)

      最終的にはストーリーに沿って、いい変化を出せたかなと思うので
      気にいていただけてうれしいです。

      ありがとうございました!

      2011/02/14 23:05:57

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