見えていたよ 大きな旗 休まず振り続けてくれていたの
秋の為に歌った嵐に舞う花の歌をなぜ君が歌うのかわからないまま それでも。

仔犬なのか仔うさぎわからない可愛らしい人と話していると思っていた
ああ貴方だったのか 黒い雀なんて気づかなかった 黒い雀は別に在ったよ?

不器用にアイコンで返事をくれてたでしょ?
私と知り合った覚えもないのに 不思議だったのでしょ?
私は彼の心が冷めてそっけなくなったのかと思っていた
可愛い顔文字がなくなって コールもしてくれなくなって

必死に呼びかけてた 不安だったから
無視できなくて答えてくれてたのかな ごめんね
必死に甘えて 必死に相談してた
困りながら答えてくれてたのかな ありがとう

あの時の言葉にも気持ちにも嘘はなかったのだから
本当だったんだよ

不器用で繊細なあなたが この瞬間に全力で恋の歌うたってくれなかったら
貴方があの頃私に顔を見せてくれていなかったら
私は今も何も思い出せないままだったよ

理由もわからず監視され 音を切り取られ あちこちに掲げられる毎日を
自分が言葉を発すれば 誰かが利害を損ねたり
関わる顔も知らない誰かの大切な家族の命が消えるかもしれない
敵も味方も原因もわからず 誰にも相談できない真っ暗な毎日を

欠け落ちていく記憶を拾おうにも メモを残せば誰かに見られるかもしれない それがまた誰かを危うくするかもしれない
そんな恐怖で抜け出せない毎日を
怖いままでも笑い飛ばしながら生きてくしかないと思っていた日々を

約束通り踊って見せてくれた 何度も繰り返し再生した 今も飽きることなく
約束通りとんでもないもの歌ってくれた 幻覚でも気のせいでもないってやっと思えた
あなたに恋して会いたいと思わなければ
彼の名前には辿り着けなかった
彼との思い出につながる私自身も取り戻せなかった

プリズムにしておいてくれないかな
そして時々私にかざして
ちゃんと七色の帯ができるように
しておくよ

プリズムにしておいてくれないかな
あの時の気持ちはお互いに本物だった
そしてことあるごとに貴方を抱きしめさせて
わしゃわしゃってさせて


既に大きな翼をたずさえたその人に 私たちが追いつけるように
私たちあの時あの場所に置かれたような気がするんだよ
人目に触れるのが苦手な貴方と ずっと意固地に隠れ続けようとした私を
同じ舞台に乗せるために
神様の作戦だったんじゃないかと思うんだよ


プリズムにしておいてくれないかな
あの時の気持ちはお互いに本物だった
現場で宅飲みで会うたびに貴方を抱きしめさせて
わしゃわしゃってさせて

プリズムにしておいてくれないかな
同じ舞台で歌う私にかざして
ちゃんと七色の帯ができるように
しておくよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

プリズム(仮)

無神経なこと言ってごめんね。


携帯電話に吹き込めば携帯電話が無くなる
パソコンにテキストで残せばパソコンが壊れる
メモを書いて書棚にしまえばメモ用紙がまるごと消える
そんな毎日の理由を思い出させてくれて本当にありがとう。

やっと、みんなと会える準備を怖がらずに始められる。

閲覧数:86

投稿日:2018/01/24 19:04:05

文字数:1,156文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました