行くときも 来るときも
しろい道を辿った

とろりと滑らかな表面を踏むと
ざりと砂の感覚に 不思議になる


随分進んだろう
あと一歩 あと一歩
ひたすら爪先を見詰め 前へ

ふ、と沈んだ
まわる まわる くるくると
落ちた先は 変わってくろく
底無しの宇宙

何回まわったろう
眠くなったみたい 溶けてしまう
馴染んでいく 一緒になってく

行くときも 来るときも
確かだったろう 確かだったろう
ぼくはなんて曖昧だったろう
境界は見当たらない
意識だけでたゆたう
ここはどこか わからない

溶けてしまった

やがて
ぴぃ、と線が走る
一番掛け離れた色が広がる
眩しくて とても不安定

行くときも来るときも 前へ
眼を開けた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ゆめ

以前書いたもの

閲覧数:245

投稿日:2012/02/24 01:26:09

文字数:315文字

カテゴリ:歌詞

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