ずっと 胸の奥
大事に閉まっていたよ
考えれば考えるほど膨らんでいく
小さな胸には収まりきれない程の
夏の日差しにも負けない 想いを
一番近くにいて だけど遠い
手を伸ばしても虚空を切って
いつまでも届かない
陽炎に揺らぐ背中を ただ見つめて
蝉達の鳴き声だけが 現実を繋ぐ
きっと 初めから
その瞳に閉じ込められてた
決まったリズムを刻んでた鼓動は
稲妻の様 瞬きの間に止まって
激しく音を立てて動き出した
ずっと このまま
この目に映る光景が
たとえ夢だとしても構わない
続きが見られるのなら何も望まない
想いだけが 風に 空に溶けていく
一番近くにいて だけど遠い
手を伸ばしても虚空を切って
いつまでも届かない
水に映った月の様に触れれば崩れて
消えてしまいそうな この気持ち
きっと 初めから
傷ついてしまうことが怖くて
逃げてたんだね 正直な気持ちに
今なら見えるよはっきりと
迷子だった思いは 追い風に乗って
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