【ボカロ】ルカがやってきた!【愛の劇場】
鏡音レンです。僕が歌ったカバー曲がヒットしたのはいいですが、「ロリン誘拐」、「ロリコン」と呼ばれるようになりました。今年はまだ10ヶ月もあるのにレンは早くも心が折れそうです。
話は変わりますが、メイコ姉は酔っぱらうといろいろな物を持って帰ります。居酒屋のぐい呑みや灰皿は言うに及ばず、薬局のケ○タン人形や唐揚げ屋の白ひげおじさんの人形まで持って帰ったことがあります。
でも今朝は・・・
「メイコ姉!朝だよ!」
朝、泥酔したメイコ姉を起こすのは二男の僕の仕事です。それはカイト兄ちゃんだと・・・「痛い!痛いよぉ!めーちゃん。たすけてぇぇぇ」100%プロレス技を掛けられてしまうからです。
カイ兄ちゃん・・・いくら無防備でもメイコ姉です。不用意に近づくと命が危ういです。
「メイコ姉!ミク姉がしじみ汁を作るから起きてよ!」
ガラッ!
「!!!!!!?????」
部屋に散乱する黒い下着、半裸のメイコ姉。そして・・・傍らに横たわるピンク色の人影。
「すみませんでしたぁぁぁぁ!」
ハァハァ 落ち着け僕。落ち着け僕のジュニア。ヒッヒッフー、ヒッヒッフー。
ハァハァハァ 今メイコ姉の部屋に大人の、どピンクな世界が見えたような・・・。
「レン、めーちゃんは?」
「カイ兄ちゃん。その・・・メイコ姉はその・・・」
・・・メイコ姉はいろんな意味で取り込み中とは言えません。
「めーちゃん!朝だよ!」
「ちょwww!カイ兄ちゃん今はだめだよ!」
ガラッ!
「えぇぇぇぇぇぇ!めーちゃぁぁぁぁぁん!」
ガバッ!
・・・今、僕でもカイト兄ちゃんの背中に”死神の手”が見えました。
「人が二日酔いで痛いのに朝からうるさいのよ!このバカイトォォォ!」
ズゴォ!
案の定、カイ兄ちゃんはメイコ姉にパイルドライバーをかけられて部屋のオブジェになってしまいました。
「水を飲んでくるわ!レンこの馬鹿をなんとかしておいて」
部屋から出ていくメイコ姉を見送って、ネギよろしく床から生えているカイ兄ちゃんを引き抜こうとした時でした。
「あのぉ・・・手伝いましょうか?」
「ありがとうござい・・・ぇえ!」
僕が振り向くとそこに立っていたのは、メイコ姉の傍らで横になっていたあの”ピンク色の人”でした。
「あのっあ・・・」
なんて言っていいのかわかりません。今は何を言っても地雷な気がします。。気まづい空気を破ったのは彼女の方でした。
「私、巡音ルカといいます。自己紹介が遅れてしまい申し訳ありません。」
”ピンク色の人”もとい巡音ルカさんの話によると、ルカさんは世界中を旅していて、日本に来たばっかりだそうです。メイコ姉とは昨日居酒屋で出会い、泊まる所が決まっていないと話すと、メイコ姉が一晩泊めてくれたとのこと。
「そうだったんですか・・・よかった・・・」
・・・よかった・・・メイコ姉が人の道を外れてなくて・・・
「きゃぁぁぁぁぁ!」
僕が巡音ルカさんの話を聞いていると、台所からリンの悲鳴が聞こえてきました。普段から高圧的なリンが悲鳴をあげることは滅多にありません。
「リン!!!」
ルカさんを部屋に残して悲鳴が聞こえた台所へ向かうと、そこには・・・
にゅるにゅる
ピンク色の髪、張り付いた笑顔、頭から生えた8本の脚。それはまるで・・・
リンは僕の姿を見るとしがみついてきた。
「たこなのー!ピンクの触手なのー!触手プレイなのー!」
「落ち着いてリン。一体どうしたの?」
リンの話によるとこうだ。朝起きていつもの牛乳を飲もうと冷蔵庫を開けるとこのUMAがいて、リン目がけていきなり飛びつかれたと話した。
「怖かったのー、ピアプロで書けないことをされるかと思ったのー」
たこ?なのか、リンのパニックをよそにこの不思議生物は冷蔵庫からキメラ印の野菜ジュースを取り出すと器用にキャップを取り飲み始めた。
ピンクの髪・・・今さっきどこかでみたような・・・・
「たこルカ!どこに行っていたの!心配したのよ」
「またたこが来たのー!今度こそピアプロで書けないことをされるのー!」
「あれは巡音ルカさんだよ。メイコ姉のお客さん。」
かくかくしかじか。ふう、やっとリンが落ち着いた。
ルカさんはというと、問題の不思議生物を抱き寄せるとほうずりしている。
「あのルカさんその生物は一体?」
「この子は”たこルカ”っていいます。この子とはアメリカのインスマスに行ったときに出会ったんです。群れから離れて泣いているところを拾って、食べ物をあげたら懐かれて一緒にいるんです。」
「怖くないことしないのー?」
落ち着いたリンが恐る恐るルカさんに尋ねる。
「ええ大丈夫ですよ。ただ満月の晩に”イァ イァ”って踊りますが無害ですよ」
・・・それってどこかの邪神の儀式をしているんじゃ・・・
「ルカここにいたの?」
振り返ると、だいぶ酔いが醒め血色のよくなったメイコ姉が立っていた。
「メイコさん昨日はありがとうございました。」
ルカさんがふかぶかと頭を下げた。
「いいのよ昨日は楽しかったし。それより今日泊まる場所はあるの?使っていない部屋はまだまだあるし、もしよかったら居候してみない?」
「よろしいのですか?」
「騒々しいくらいがいいってマスターも言っていたし、賑やかな方が楽しいわ。それに一緒にお酒を飲んでくれる飲み友達も欲しかったし。」
「ありがとうございます!」
こうして僕の家にもう一人お姉さんがやってきました。ルカさんは世界中を旅していたので、いろいろなことを知っていて、僕らに英語とかいろいろ教えてくれます。メイコ姉も年齢の近い友達ができたと喜んでいます。
でもリンは・・・
「たこなのー!またたこなのー!今度はリンの髪を引っ張ったのー!」
たこルカという天敵が現れたようです。これでいつもの悪行を反省しておとなしくなってくれたらいいのですが・・・・
「レン!語りに入る前に助けるのー!早く助けないとおしおきなのー!」
「しくしく、もう許してめーちゃん。もう寝ている時にチューしようとしないから・・・」
あ・・・カイ兄ちゃんを床から引っこ抜くことを忘れてました。
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