春風が置いてった
懐かしい教室の
はしゃぎ声響く季節
立ち止まった
元気にしてますか
今も笑えてますか

目覚めた
今日も重い身体を
引きずり出す月曜日

借りてたままの本は
いまだ半分も読み終えてないや

ほんの一瞬のひとときを
永遠に感じていた
もう少し大事にすれば良かったかな
君と一緒に見た夢を
優しく愛でるように
咲き誇る花びらを
そっと撫でた

春風が吹いていた
陽だまりの教室で
どこまでも青い季節
駆けていった
元気にしてますか
今も笑えてますか
Cheers to bright youthful days
Bye to fun and boring days

暮れてゆく並木道に
あの日の面影映して

軽はずみな言葉で
他人を無邪気に傷つけていた
些細なできごとに苦しみ続けていた
羞恥心も猜疑心も知らず
夢中で求め合った
何でもできるような気がしていた

春風が散らしてく
満開の情景を
きらめいた日々も
いつか色褪せてゆく

現実と理想の間で
揉みくちゃにされ喘いでいる
（君もきっと
　似たようなことに悩んでる？
　心にぽっかり空いた隙間隠し）

凛然と佇んでいる
常緑樹のような強さ求めて
（とはいえもう週末だし
　面倒なこと忘れ
　ハイボール飲んで眠ろうか）

やがて季節は過ぎ
こんな想いも枯れて消えてゆく