A
蜘蛛の糸を伝う雫は
 世界を逆様に映す

B
枯れた花の名残は
 誰に寄せるでもなく
永い時を孕んで
 芽吹きを待つ胤(たね)を残す

S
ここに確かに留まる記憶
 永久(とわ)と刹那の名を持ち
静かに目覚めと 眠りを繰り返す
 それは 急ぐ蝶の輪廻


A
空の隙間を埋める色彩
 いずれも同じものでなく

B
朽ちた翅はしばらく
 役目を終えたあとも
風に舞ってひらめき
 安らぎと祈りを運ぶ

S’
いずれ途切れるとしても巡れ
 凍る氷雨に打たれて
それでも紡がれ 螺旋を織り上げる  
 さざめき 揺れる胸の調べ

S
ここにわずかに留まる記憶
 無垢を壌(つち)へと帰葬し
静かに目覚めと 眠りを繰り返す
 それは 急ぐ蝶の輪廻

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

急ぐ蝶の輪廻

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閲覧数:84

投稿日:2012/01/22 00:26:07

文字数:321文字

カテゴリ:歌詞

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