『 空想の爆弾 』 / iguru


「もしも明日爆弾が落ちて、何もかも全部消えてしまえば」
誰も、誰にも聞こえないほど小さく願った心の中

ひどく煩い鼓動の音と
遠くに聞こえる雑踏の声
まるで破裂寸前の空がその時を待ってる

何もかも全部全部なくなってしまえ
一つ残らず吹き飛んでしまえ
何も苦しまずに済むように、
何も悲しまずに済むように、
路傍の草も高嶺の花も燃やしてしまえば同じものだ
嗚呼、なんて綺麗な空だ


正しいことさえ分からないから
間違い探しを繰り返す度
声にならない言葉の澱が誰にも届かず積もってゆく

「もしも明日爆弾が落ちて、何もかも全部消えてしまえば」
何度、何度も願ってしまう
浅はかな脳裏だ

分かっているんだ
これだって冗談さ
これは僕の空想の爆弾だ


何もかも全部全部なくなってしまえ
嫌いだ 全部なくなってしまえ
希望も夢も涙も汗も悲しみも愛も消してしまえ
訳知った顔で宣うやつもまとめて全部消え去れ
なんて、そんなくだらないことを


「もしも明日爆弾が落ちて何もかも全部消えてしまえば」
誰も、誰にも聞こえないほど小さく願った心の中

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

空想の爆弾

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投稿日:2022/10/12 00:01:50

文字数:489文字

カテゴリ:歌詞

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