【紫の空】


無機質な言葉の羅列から逃げ出した
一人でも大丈夫だって言い聞かして
形にならない理想だけを積み上げて
振り向くことすらできずに立ち尽くす

夕暮れ染まる水面と橋の上
手ぶらで見上げた空は高くて
世界が終わりそうな色をしてた

一人になりたいと歩きだしたのに
一人になりたくないって気付くんだ
二年前心の底から笑ってた
あの頃の私はどこにいるのでしょう


何よりも大切にしてた思い出とか
二人で交わしたあの日の約束とか
今でもずっと心の中にあるけれど
無意味に私を悲しくさせるだけ

簡単な方程式が解けなくて
何度も泣きじゃくった子供のままで
何一つ変われずにここにいるの

言葉にできない気持ちが多すぎて
世界の片隅に一人いるみたい
ほんの少しの優しさがあったなら
「さよなら」なんて言わなくていいのにな


一人になりたいと歩きだしたのに
一人になりたくないって気付くんだ
二年前心の底から 笑ってた
あの頃の私はどこにいるのでしょう

ライセンス

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紫の空

思い出は美化されるもの。
そして切ない。

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投稿日:2011/02/23 08:25:09

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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