夕暮れ時の雲、貼り付け笑う、空は。
遠く夢の情景ともとれる、それは、陽炎のよう。
手を伸べても 空(くう)を切るだけ、
いや空(くう)はわたしなのだろう、そんなの わかってる、
この指先は なにものをもつかめない。

嗚呼、手の 鳴るほう、鬼はこっちと、
そう、求めてほしいの。
いついつ出やるか、でもうしろの正面に立っているひとなどいつもいないから”あの子がほしい”なんてことも、
ずっとないの。
結局また今日も 自らの影ふみ遊びだけを じっと繰り返して くすぶった心で うつむいてる。

”嗚呼、呼吸 乱れて 目が回っても、
もう このまま委ねて、
ゆらゆらひとりで はしゃいでいるブランコにそっくりなこの生(せい)をここで終わらせることができたら すてき”なんて、
滑稽だね。
結局また今日も 同じように悪夢に足をとられ ずっと透明なままの 空回った身体を 捨てられない。

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

ひとりあそび

TKOLさんの楽曲(http://piapro.jp/t/8mEa)への応募用歌詞です。

じめっとした暗さを目指しました。


前のバージョンに、ひらがな表記のものがふたつあります。

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採用していただけました!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20865177?group_id=18222693

閲覧数:257

投稿日:2013/04/22 23:13:12

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

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