幾千億のときを燃え続ける炎
紅捧ぐ生贄の群れ 赤い衣を身に纏い飛び込んでいく
そこに絶望はない 愉悦に震える唇が死を喜びに変える
全知全能の神々に 抗うことさえ考えつかず
若き身体は神炎に包まれていく
冥い神の社に導かれ 恐怖に怯える少女がひとり
親は誉れと神官に感謝し 心からの笑顔で送り出す
冥府が誘う炎を前に 立ち竦むのはひとりだけ
深淵覗く竪穴の中 赤い衣は血の色を想像させる
それが絶望なのか 虞に歪んだ顔立ちが死に抗いて惑う
万物流転の真誠は 死を追うことだけではないはず
若き身体に流れるは抵抗の血潮
昏い神の懐に抱かれ 大勢死にゆく中でひとり
少女は「嫌だ」と神前で拒み 称えてくれた笑顔を裏切る
新羅を見つめる炎を前に 後ずさるのはひとりだけ
次々と飛び込んでいく炎の中へ
狂っていると少女は泣き叫ぶ
この世の理を説くはずの神官は
嘲弄の笑みを浮かべて見下ろす
冥い神の社に導かれ 恐怖に怯える少女がひとり
神の炎は眼前の銷魂 抵抗する手段はないのか
万物は流転し炎を揺らす 立ち尽くし崩れ滞る
神炎 幾千億のときを燃え続ける炎
若き肉体を糧に燃え続ける犠牲の果て
コメント0
関連動画0
オススメ作品
ふわり着陸は落ち葉みたいなスローモー
春風を気取ってもごまかせない湿り気は
誰かの別れの雫を取り込んで離さない
正直に言わなくたって良いのに真面目だな
どこかに遊びに行くふりをして逃げて泣いた
走っても転んでも痛みは消えていかない
更新されていくのはいつも背表紙だけだね
からかおうとしてるのわかって...不時着ぺなるてぃ
ろろあ製菓堂
あぁ 俺は誰の手の ひらの上にいる?
俺は上手に踊ってるかい?
お前らが開くそ の口は誰(た)がため?
泥沼で勝手に引きずりあってろ
そこで開かれる お遊戯
登場人物に どうせアタリはついてんだろ
なぁ そこの観衆は 何見てよろこぶ?
そろそろ気づいたらどうだ?
そんなつまらない舞台
誰も見てやしな...traditional empire
ぽしゃ
円尾坂の仕立屋
詞/曲 mothy
円尾坂の片隅にある 仕立屋の若き女主人
気立てのよさと確かな腕で 近所でも評判の娘
そんな彼女の悩みごとは 愛するあの人の浮気症
「私というものがありながら 家に帰ってきやしない」
だけど仕事は頑張らなきゃ 鋏を片手に一生懸命
母の形見の裁縫鋏 研げば研ぐほどよく...円尾坂の仕立屋
mothy_悪ノP
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」
裏方くろ子
アラビアの夜
骨董屋の女主であるルカは口元に人差し指を立てて静かに語った。
「……ここだけの話よ。このコーヒーカップにはイワクがあって―――」
客は彼女一人、寒風が窓を揺らす中でルカは物騒な話を始めた。
メイコにしてみればこれから話す内容次第で目の前にある年代物のコーヒーカップを買うかどうかを吟...メイコちゃんカフェ 『アラビアの夜』
kanpyo
私の声が届くなら
私の歌が響くなら
この広い世界できっと
それが私の生まれた意味になる
辛いことがあったら
私の歌を聴いてよ
そして少しでも笑えたら
こんな嬉しいことはないよ
上手くいかないことばかり
それでも諦めたくない...アイの歌
sis
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想